ミョウガ(みょうが)ってどんな植物?どうやって育てるの?
この記事ではミョウガ(みょうが)の育て方をまとめてあります。
この記事はこんな方におすすめ!
- みょうがの育て方を知りたい人
- みょうがをうまく育てられない人
ミョウガの基本情報
学名 | Zingiber mioga |
科目 | ショウガ科ショウガ属 |
原産 | 東アジア |
ミョウガ開花カレンダー
時期 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
開花 |
ミョウガの花は7月から8月に咲きます。
ミョウガの特徴
ミョウガは本州から沖縄まで自生する多年草。
ショウガの仲間です。
花も茎も香味野菜として日本では古くから親しまれています。
食用に栽培しているのは日本だけで、日本でしか食べれない野菜です。
今回は、ミョウガの特徴と育て方について詳しくご紹介します。
ミョウガの詳細情報
園芸分類 | 宿根草 |
草丈 | 50から100cm |
耐暑性 | 少し弱い(湿気があって暗いところを好む) |
耐寒性 | 少し弱い(地下茎は残る) |
花色 | 白 |
開花時期 | 7月から8月 |
ミョウガ全般の特徴
半日陰の湿った場所がおすすめ!
みんな大好きみょうが
ほんとみんな大好きですよね(*’ω’*)
ミョウガを食べるとボケる?
お釈迦様の弟子である周利槃特(しゅりはんどく)は、物忘れをする名人で、自分の名前も覚えられない人であった。その槃特が亡くなり、墓から生えたのが茗荷であったから、茗荷を食べると物忘れをすると言う俗説が生まれた。
実際にはボケないようです。
ミョウガの蘊蓄
ミョウガの花言葉
「忍耐」です。薄暗い場所にいるにも関わらず、美しい花を咲かせることから「忍耐」という花言葉になりました。
ミョウガの別名
尾上マンテマ(オノエマンテマ)、ヒマラヤカスミソウ『オノエ』は山の高いところを表す。
別名
米賀、芽香、茗荷、女荷、嘉草など、数多くの別名が伝わっています。
ミョウガの栽培環境
半日陰に植える必要があります。
ミョウガは半日陰の環境を好むため、光が届きにくい庭の片隅や北側地などでも栽培することができます。 水はけ・水もちがよく、やや粘土質の湿潤な土壌を好むのが特徴。 生育適温は20〜25℃くらいです。
日当たり・置き場所
半日陰を好みます。
直射日光の当たらない場所で管理しましょう。
乾燥させないように注意します。
みょうがは半日陰と湿った土が好きで、一日の日照時間が1〜4時間程の場所でも十分元気に育ってくれます。
用土
みょうがの栽培に向く土は、埴土や粘土を多く含む土です。
有機質に富み、水はけや保湿に優れているのが理想的。
市販の花と野菜の土でも育てることができます。
水はけよく!水持ちよく!です。
ミョウガの植え付け時期
3〜4月か9〜10月に植え付けます。
・プランター
土をプランターの半分くらいまで入れて、その上にミョウガの地下茎を置きます。
土をかぶせてやったらたっぷりと水やりをします。
その後は1日1回水やりをします。敷き藁で乾燥を防止するのがおすすめです。
・露地植え
ミョウガを露地植えする場合は10センチほどの深さの溝を掘りましょう。
芽を3つほどまとめて植えましょう。その後は水をたっぷりとやって敷き藁を敷きましょう。
地下茎で増えるので仕切りをすると良いでしょう。
ミョウガの育て方のポイント
ミョウガのプランター栽培
ミョウガはプランターでも育てることができます。
水やり
プランターの場合は乾きやすいので、1日2回ほどやっても問題ありません。
露地植えの場合はプランターほど乾燥しませんので、雨に任せて構いませんが、
乾燥が続く日はしっかりとやるようにしましょう。
肥料
肥料をやると大きなミョウガが採れます。
植え付け時に肥料が効いていれば、追肥は化成肥料などで補うようにしましょう。
じっくりと長期間利かせたい場合は油粕などの有機肥料をやると良いでしょう。
少な目でOK。
活力剤は以下の記事で以前紹介しました。ぜひ参考にしてください。
ミョウガの収獲
2年目以降は収穫量が増えます。
ねじりながら引っ張ると簡単に収穫できます。
ミョウガの収獲後の手入れ
収獲が終わると葉や茎は黄色く枯れます。
黄色くなって枯れたら刈り取ってしまいましょう。
ミョウガの植え替え
ミョウガは植え替えをすると株が若返ります。
2年に1回植え替えをするようにしましょう。
病害虫
- 根茎腐敗病
- いもち病
- 葉枯病
- 白星病
- 白絹病ネコブセンチュウ
- メイチュウ
- ヨトウムシ
- ナメクジ
夏越し
明るい日陰や地植えなら遮光ネットなども利用しましょう。
ミョウガの増やし方(挿し木・種まき・分球・株分け)
地下茎で増えます。
掘り上げて15センチほどにバラしてやって増やします。
あまり細かくするとその後の生育がよろしくありません。
ミョウガの選び方
ミョウガは根の塊になった状態(地下茎)を購入します。
球根は乾燥しておらず大きいものがおすすめです。
15㎝くらいの長さに切って植えますが、球根はあまり細かく切らずある程度そのままの状態で植えると、その年のミョウガの収穫率が高くなります。
ミョウガの耐寒性
冬は地上部は霜で枯死します。
地下部は土壌が凍結する場所でも越冬可能です。
ミョウガの品種
あまり品種分化は進んでいないようです。
群馬県の陣田早生の系統選抜である陣田1号、2号、3号の利用が多い。。
ミョウガの植え替え
秋からの休眠期間が植え替え時期です。
ミョウガの剪定
風通しがわるい場合は剪定しましょう。
病害虫が減ります。
ミョウガの育て方まとめ
みょうがには、身体によい効果があります。
日光をあまり必要とせず風通しがいい半日陰で簡単に育てることができ、乾燥させないように水やりをして、2年に1回植え替えをしていくと毎年収穫できます。
また収獲したミョウガは冷凍すれば長く楽しめますよ。
薬味などに重宝するみょうがを庭で育ててみてはいかがでしょうか。
話題の果樹フィンガーライム(森のキャビア)も一緒に育ててみませんか?。
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