アクアセルって水やりが楽になるという特殊スポンジだよね?
実際のところ効果あるの?
使い方や価格は?
この記事ではアクアセルという園芸資材についてまとめてあります。
園芸歴15年の1級造園施工管理技士がお応えしますね!
水やりが楽になったり、輸送中にも使える資材として注目されているそうね。
そうなんだ。今後2023年以降運送会社のドライバーが不足すると、花の輸送に時間がかかる可能性がでてくる。そういった時にも大きく役に立つ!!
アクアセル(園芸用スポンジ)とは
アクアセルは底面給水素材として未来アグリス株式会社が作っている園芸用スポンジです。
アクアセルは、吸水性と保水性に優れた特殊ウレタンスポンジです。一般のウレタンと比べて約6倍保水し、適度な水分を植物に供給します。このため、運送時や店頭で水枯れしやすいインドア向け植物全般、特にシクラメンやポインセチア、母の日向けのアジサイやカーネーションなどの鉢物、観葉植物の利用がお勧めです。もちろん、消費者においても、水管理が楽になり、飛躍的に植物を長持ちさせることができます。使用方法は簡単で、従来の投げ込み鉢の底面に敷くだけで大丈夫です。
未来アグリス株式会社
素材 | 特殊ウレタンスポンジ |
保水力 | 一般のウレタンの6倍 |
形状 | シート、キューブなど |
使用方法 | 鉢の下に敷く |
使用植物 | 紫陽花、ポインセチア、カーネーションなど |
水持ち効果 | 従来の2倍ともいわれる |
メーカー | 未来アグリス株式会社 |
アクアセルは水やりの名人
アクアセルは、吸水性と保水性に優れた特殊素材でできた、植物を長もちさせるためのスポンジです。
鉢の底に敷いたり、土の中に入れて使用することも可能です。
鉢の底に敷く場合は受け皿をしてやるとさらに効果的です。
受け皿の中に水をためてそれをアクアセルに吸わせ、植物の底面から水を供給します。
通常は底面給水というと専用の鉢が必要でしたが、
アクアセルとスリット鉢(プラ鉢)を組み合わせると底面給水の鉢として使用することが可能になります。
底面給水とは水を鉢の上から遣る方法ではなく、水を受け皿などの底にためて吸い上げる方式で水をやることです。受け皿をすることで鉢底から水が流れることなく、室内ではよく利用される水やり方式。
普通の鉢が底面給水できるようになるなんて
園芸業界に革命がおきそうだね!
また驚くことに100%再生材を使用しているのがすごい。
好きな鉢カバーと合わせることが可能になるので、ユーザーの楽しみが増えるね!
生産でも使われているアクサセル
青森県ではすでに観葉植物の生産に使われています。
あおもり花工房では
4号~5号のテーブルサイズを中心に、大型観葉まで約50品種。
なんと年間で約6万鉢の生産を目指されているそうです。
アクアセルの使い方
現在いろいろな使い方が模索されています。
バラの夏の管理で重宝すると生産者さんが紹介していました。
おすすめのアクアセルの使い方は下の2つです。
- 受け皿に水を入れる
- アクアセルをひく
- 植物をその上に置く
- 水がなくなったら受け皿に水を補充する
ブロック状にしたアクアセルを植物を植える時に土の中に入れておく
アクアセルのメリット
ユーザーのメリット
なんといっても水やりの失敗を減らせることだね。
鉢皿に少量の水を張っておけば、アクアセルが適量の水を吸い上げてくれるので水やりの回数が減ります。また、水のやりすぎによる根腐れや、水不足による枯れを軽減してくれます。
輸送のメリット
販売側のメリットもあるよ
底面給水の場合商品によっては1日で水がきれてしまうことがあります。
底面に上手に入れることができれば、1日以上の輸送に耐えれる可能性がでてきます。
インターネット販売によって植物も全国に流通するようになったけど。水切れのトラブルは多いのだ。ドライバーさんの不足によりさらにお届けまでに時間がかかり輸送中の水切れが増えるかもしれない。ネット販売を行っていた園芸店は頭を悩ませていたところだったのだ。
アクアセルの規格
アクアセルにはたくさんの規格があります。
サイズ | 規格 | おすすめの使い方 |
---|---|---|
アクアセルA | H20×D55×W55mm | 9~10.5cm単鉢に最適 |
アクアセルB | H15×D55×W55mm | 9~10.5cm単鉢に最適 |
アクアセルC | H10×D80×W80mm | 12cm単鉢に最適 |
アクアセルE | H24×D60×W140mm | 9~10.5cm鉢2鉢寄せに最適 |
アクアセルF | H25×D85×W85mm | 15~18cm単鉢に最適 |
アクアセルJ | H72×D48×W48mm | 9cm単鉢ロングタイプの化粧鉢に最適 |
アクアセルR | H10×D220×W300mm | シートタイプ小(別売り専用トレーと併用可) |
アクアセルS | H10×D500×W600mm | シートタイプ大(カットして使用可) |
アクアセル専用トレー(TFP-N12) | H50×D298×W383mm | シートタイプ小のアクアセルとRと併用可 |
01カゴトレー用台紙+アクアセルRセット | 台紙:H11×D455×W310mm アクアセル:H10×D220×W300mm | 01カゴトレーに最適 |
アクアセル専用トレー+アクアセルRセット | トレー:H50×D298×W383mm アクアセル:H10×D220×W300mm | 店頭管理、屋内・屋外緑化に最適 |
※内鉢のサイズになります。
色々な規格があるし、これからも様々な形状のものが出てきそうだね。
アクアセルを効果的に使用するポイント
鉢が水に浸かってしまわない程度に、水を与えてください。
鉢が水に浸かってしまうと、根で呼吸ができなくなり、枯れる原因となります。
水位が下がってきたら、適正水位まで水を足しましょう。
根が水につかってしまうと呼吸ができないからね。アクアセルだけが湿っているように気を付けよう
SNSでも話題のアクアセル
アクアセルの購入先
アクアセルまとめ
水遣りが楽になるスポンジ『アクアセル』
使い方も簡単で、ユーザーにも生産者ににも、販売店にもメリットがある、素敵なスポンジです。
園芸業界に革命を起こすかもしれないと言われているほどのポテンシャルです。
これからもどんな商品が開発されるか楽しみです。
話題の果樹フィンガーライム(森のキャビア)も一緒に育ててみませんか?。
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