この記事ではバラの夏剪定と肥料についてまとめてあります。
バラの夏剪定ってどうやるの?
剪定位置は?
肥料はやるの?
などの質問にお答えします。
園芸歴15年の1級造園施工管理技士がお応えしますね!
バラ剪定の基本情報
バラは8月下旬~9月上旬頃に夏剪定を行うことで、
秋により美しい花を咲かせたり、開花を調整することができます。
夏にはバラは樹姿が乱れますので品種ごとに時期を見計って剪定してやれば秋に一斉に開花させることができます。
剪定について基礎
- 剪定の基本は、葉の付け根のすぐ上5mm~1cmで切ります。
- 外芽を残してきります。
- 花が咲きそうにない細い枝はもとから抜きます。
- 全体のをみて中高にします。
- 切れ味の良い刃物を使用します。
- 葉がなくても芽の位置をみましょう。
- 細かい枝がでている場合はその上でもOKです。
- 下葉がない場合などはなるべく葉を残します。
バラの剪定時の肥料
剪定の7~10日前に、追肥として速効性の肥料を施しておきましょう。
肥料がないと秋の開花が難しいことがあります。
活力剤は以下の記事で以前紹介しました。ぜひ参考にしてください。
バラの夏剪定の目的再確認
日本では返り咲きする品種は気温が下がって良い芽がでればまた開花します。
バラの夏剪定の目的は良い花を良い時期に楽しむためです。
夏剪定しなくてよい株
株が弱っているものや1期咲きのものは開花しません。
樹高を伸ばしたい場合は剪定しません。
バラの夏剪定するしない?
バラの夏剪定の時期
近年では9月1~15日頃に夏剪定をするのがおすすめです。
エリアや品種によって時期を調整してください。
大輪品種は早めに剪定をしてください。
寒いエリアは早めに剪定をしてください。
花の大きさと剪定する枝の太さ
花が大きいものは幹が太いところできらないと十分な花芽が育ちません。
ミニバラですと細くても開花します。
大輪は鉛筆の太さ、中輪は割り箸、小輪は爪楊枝の太さが目安ですが、
株がしっかりしている場合の目安です。
樹形のイメージ
中輪や小輪の四季咲き木立バラはあまり深く切り戻さず枝数を多く残すとその分だけ沢山の花を咲かせます。
全体の3分の2くらいが残るように剪定します。
ハイブリッドティなど大輪のバラは全体の2分の1程度が残るように剪定をします。
バラの剪定方法まとめ
今回は「夏剪定」についての疑問をまとめて紹介しました。
「夏剪定」は、家庭園芸ならしてもしなくてもいい作業です。
しかし、日本の気候では秋に綺麗な色のバラが咲くことが多いのでやってみると良いでしょう。
夏剪定はつるバラでは小さく仕立てたい場合を除いては行わなくてよいでしょう。
夏剪定は木立ち樹形の四季咲きバラで行う作業です。
つるバラの夏剪定をする場合は上級者になってからで良いでしょう。
是非チャレンジしてみてください。
話題の果樹フィンガーライム(森のキャビア)も一緒に育ててみませんか?。
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